歴史VR
【実証実験】中学校で歴史VRの試験導入を行いました
成果報告2026/05/20

【実証実験】中学校で歴史VRの試験導入を行いました

皆様こんにちは!歴史VRプロジェクトです!

■ 教育現場にて初となる実証実験

ご縁があり、5月上旬に都内のある中学校にて、社会科(歴史)の授業に我々の「歴史VR」を取り入れていただきました。 当日は実際に我々(奈良、若月)も授業を見学させていただきました。

私たちにとって30人規模の実証は初めての試みであり、緊張を隠せないまま授業が始まりました。

■ 授業の様子

実際の授業では、「稲作の伝来によって、日本はどのように変化したのだろう?」というテーマに沿って、単元の導入部分で我々の歴史VR(弥生時代・登呂遺跡を再現したもの)が用いられました。

先生から「歴史学は、当時発掘されたものを基にして行われます。今日はみんなで実際に弥生時代の村を訪れ、当時の人たちがどういった生活をしていたのか、建物や道具などから考察してみましょう!」という投げかけがあり、生徒たちはVR体験に入りました。

VR空間に入った瞬間、生徒たちからは「フォートナイトみたい!」「すげえ!」といった驚きの声が上がりました。また、先生の発問に応じてVR内で弥生人が稲作をしている様子を観察し、現代とは異なる「石包丁」を用いた穂首刈りを視覚的に学ぶことができました。さらに、水田のそばにある竪穴住居や高床倉庫などにも自ら足を運び、それぞれの建物の内部にある土器などの道具を観察して、さらに学びを深めていました。

■ 子どもたちの反応と見えてきた課題

特段目立ったトラブルもなく、無事に授業内でVRを活用していただくことができました。体験した生徒たちからは「すごい!」「とても良い!」といった好意的な反応が多く見られました。我々としても、これまで開発してきたものがしっかりと生徒たちに受け入れられ、「歴史を学ぶ際の最初の興味を引き出す」という点において、確かな価値を実感することができました。

一方で、課題も見つかりました。授業内で弥生時代の道具や建物についてさらに詳しく調べる際、生徒たちは資料集を併用する必要がありました。つまり、現状のVRコンテンツ単体では「探究的な学び」を深めることが難しいという課題が明確になったのです。今後は、VR空間内のそれぞれのオブジェクトに解説を加えるなど、より深い学習体験に繋がる改良を進めていく予定です。

■ 最後に

今回の中学校での試験導入から得た貴重な学びを活かし、これからも歴史VRの開発・アップデートを進めてまいります。今後とも我々の活動をよろしくお願いいたします。

協業・導入等、少しでもご興味をいただけましたら、ぜひお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。